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羊膜幹細胞を利用したインスリン産生細胞の作製

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 吉田 淑子  富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 准教授
研究期間 (年度) 2010
概要血糖値のコントロールが不安定で、膵島移植を必要とする重篤な糖尿病患者に対し、移植細胞の不足から十分に対応できないのが現状である。我々は、組織拒絶性をほとんど示さない羊膜細胞から幹細胞を単離し、インスリン産生細胞へ分化誘導し、膵島の代替えとして利用することを最終の目的としている。しかし、臨床に応用するには解決しなければならない問題が未だに多く存在する。 本研究ではその一つの問題である分化高率の向上のために、羊膜細胞の細胞表面マーカーを明らかにし、インスリン産生細胞への分化誘導が可能な細胞を選択的に単離することを検討した。さらに、移植した細胞が過剰反応することによって起こる不利益や、異所性に存在することによって起こる問題を解決するために、インスリン産生細胞をカプセルに入れてレシピエントと細胞が直接接触せず、不必要なときには簡単に取り出すことが可能な移植方法を検討した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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