ペプチドアレイによる新規胆汁酸結合ペプチドの網羅解析と革新的脂質代謝改善素材への応用
研究責任者 |
長岡 利 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 血清CHOL低下作用を動物実験で発揮する大豆β-コングリシニン由来の疎水性ペプチドを発見するために、ペプチドアレイを作成し、胆汁酸結合ペプチドを探索した。その結果、我々の発見(Biosci.Biotechnol.Biochem. 74: 1738-1741 (2010)した胆汁酸結合ペプチドであるVAWWMY(ソイスタチン)と比較してより強い胆汁酸結合ペプチドを数個発見した。発見したペプチド中にはCHOL吸収を抑制する医薬品であるコレスチラミンと同程度に、in vitroでのCHOLミセル溶解性の阻害作用を発揮する新規ペプチドが存在し、動物実験でコレステロール吸収を抑制することを明らかにした。
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