個体再生誘導遺伝子を利用した新たな植物形質転換技術の開発
研究責任者 |
京 正晴 香川大学, 農学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 植物遺伝子分野の研究成果を品種改良に活かすためには種々の作物に広く適用できる効率的な形質転換技術が不可欠である。しかし多くの作物では培養組織片から個体再生(不定芽形成)を誘導することが難しく形質転換体を得ることができない。我々はある種の転写因子の遺伝子で形質転換したタバコでは、その根端組織から不定芽が発生する現象を見いだした。そこで、それらの遺伝子をアグロバクテリアを用いて作物の組織片に感染させ、まず不定根を誘導し次に導入遺伝子を発現させてその根端に不定芽(形質転換体)を発生させることを考えた。植物ホルモンによらない新たな個体再生原理に基づいた普遍性の高い形質転換技術に発展する可能性を調査した。
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