超音波と固体酸触媒を併用したセルロース糖化手法の開発
研究責任者 |
関口 和彦 埼玉大学, 理工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 近年、バイオ燃料の利用からバイオエタノールに関する関心が高まる中、食料と競合しないとの理由から、植物や木材などのセルロースを糖化するプロセスが特に注目を集めている。本研究では、これらセルロースの糖化促進に関する基礎研究として、超音波と固体酸触媒を用いた結晶性セルロース試薬の糖化実験を行った。20 KHz の超音波を直接照射しながら各種固体酸触媒を調査した結果、固体酸触媒の酸強度、粒径を適切に選択してやれば、従来から用いられている硫酸糖化とほぼ同様の糖化率が得られる可能性が示唆された。
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