適応・学習理論に基づく知能化ディジタル制御電源の開発
研究責任者 |
橋本 誠司 群馬大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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概要 | 本課題では、ディジタル制御による汎用スイッチング電源に対し、適応制御と学習理論を導入し、その知能化を図ることを目標とした。適応制御では、単一設計パラメータで、かつ対象の経年変化を補償できる軌跡追従性を考慮した制御系を構築した。さらに、規範モデルを持つ制御系に学習理論を導入することにより、負荷変動・外乱に対するロバスト性能向上を達成した。また、学習理論の重み係数変化に着目することにより、特徴パラメータを導出した。これにより、リアルタイムでの負荷状態推定を行う手法を提案し、その有効性をシミュレーションと一部、実験により検証した。今後の展開は、実験検証ならびに、提案する知能化技術の実用化へ向けた低コスト実現、実装手法の開発である。
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