インフルエンザRNAポリメラーゼによる新規抗ウイルス剤の開発研究
研究責任者 |
朴 三用 横浜市立大学, 生命ナノシステム科学研究科(鶴見キャンパス), 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | RNAポリメラーゼはインフルエンザウイルスの増殖に必要不可欠で基本的であり変異は少ないため、創薬ターゲットとして注目されて来た。本申請者は、創薬の基盤になるRNAポリメラーゼのPA/PB1とPB1/PB2サブユニット複合体の構造解明を世界初めて成功しており、そのPA/PB1構造情報に基づき、新規抗インフルエンザ剤を開発する事を目標とする。既に、本研究者は200万個の化合物から、In-silico手法により2個の化合物を得て、PA/PB1サブユニット間の結合阻害する事を確認する事に成功した。本研究では、これらの化合物を基にさらなる合理的な創薬を開発する事を目標とする。
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