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乳児泣き声の音響特性に基づく「舌癒着症」の自動診断法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 岡田 吉史  室蘭工業大学, 工学研究科, 助教
研究期間 (年度) 2010
概要舌癒着症(ADEL)とは、舌や喉周辺の構造異常を呈する遺伝病であり、呼吸障害による様々な心身障害を引き起こすことが知られている。特に乳児では、異常な泣き声が育児ストレスや幼児虐待の要因になると考えられるため、産後の早い段階での発見と治療が重要とされている。本課題では、乳児のためのADEL簡易診断法の開発を目標として研究を行った。本課題では、新たに反復変数増加法と呼ばれる特徴選択法を考案し、泣き声の周波数スペクトルからADEL識別に有効な周波数セットの抽出を試みた。実験として交差検定法による性能評価を行った結果、反復の無い従来の変数増加法を大幅に上回る98%という高い正解率を示した。現在、Web上で動作するADEL自動診断プロトタイプシステムが完成しており、今後はさらなる性能および機能の強化を行い、実用化を図っていく。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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