研究責任者 |
田中 里美 東京電機大学, 工学部, 助教
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本研究では、重金属廃液より有価性の高い特定重金属を捕獲しこれを再利用する働き(省資源的用途)を持つ樹脂として金属捕獲部位をアミジノ尿素およびアミジノチオ尿素とする新規キレート樹脂を合成し、両樹脂のキレート樹脂特性を明らかにすることを目標とした。アミジノ尿素樹脂においてはCu2+および数種の有価金属に対して、省資源的観点からの利用を可能とする結果を得た。アミジノチオ尿素樹脂においては、達成度は対応するモノマーモデルの合成までであり、樹脂化には至っていないが、モノマーモデルを用いた検討から複数の有価金属に対して有効性を予測させる結果を得ている。今後、樹脂化およびキレート樹脂特性の測定を行い、この点を明らかにする。
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