研究責任者 |
小林 一成 三重大学, 生命科学研究支援センター, 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 申請者の研究から、アクチン細胞骨格の脱重合が耐病性誘導のシグナルになることを見出し、この現象を応用すればイネを巧妙に耐病化させる技術に応用可能であると考えた。先行研究である平成21年度シーズ発掘試験において、阻害剤によるアクチン細胞骨格の脱重合によりイネに耐病性マーカー遺伝子発現が誘導されることを見出し、本法がイネに応用できる可能性を明らかにした。本法の技術移転の可能性を明確にするためには、アクチン脱重合因子を条件発現する形質転換イネを作製し、イネにいもち病菌抵抗性を誘導する方法を確立する必要がある。本課題では、先行研究を踏まえた上で、本法によりイネを耐病化するための基礎技術確立を目標とする。
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