超高温高圧水蒸気爆砕を用いた古着からのバイオエタノール生産
研究責任者 |
中村 嘉利 徳島大学, 大学院ソシオテクノサイエンス研究部, 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本研究は、既往技術の問題点であったセルロース系物質からのエタノール生産における1前処理における環境汚染物発生の削減および2セルロースの糖化段階における酵素フリー(高価なセルラーゼを使用しない)プロセスの開発という課題を解決するために超高温高圧水蒸気爆砕を用いたセルロース物質を直接グルコースに変換するための最適爆砕条件の探索を行った。その結果、セルロースのモデル物質として不織布の超高温高圧水蒸気爆砕処理を行ったところ、水蒸気圧力60 atm、蒸煮時間1分にて処理することで爆砕処理物当たり67.7%の可溶性糖を得ることができた。今後は、未利用の植物資源のセルロース直接糖化への応用を検討する。
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