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肉牛の瞳孔画像を用いた血中ビタミンA濃度の高速推定

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 近藤 直  京都大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授
研究期間 (年度) 2010
概要本研究では、カラーCCDと近赤外CCDを同一筐体に有する2板式カメラならびに白色および近赤外のLEDを用いて計測装置を試作した。実験を2011年7月から2011年11月に渡り、瞳孔を画像計測し、瞳孔の色、収縮速度、瞳孔面積比率、光反射強度の4つの計測項目データを解析した。その結果、それぞれの計測月での結果はばらつきが非常に大きく、相関も低いものであったが、牛個体のデータを追跡すると血中VA濃度と色および光反射強度との間には高い相関が見られた。一方で瞳孔面積を基にした収縮速度はばらつきが大きく、他の特徴量とは異なる結果となった。ただし、これらのデータは、血中VA濃度が50IU/dL程度以下という肥育後期の生育ステージの牛のみのデータであることより、肥育前期から計測し、個体ごとに計測する必要があると思われた。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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