高品質溶接をめざす強磁場による大気圧高密度プラズマの研究
研究責任者 |
岡 徹雄 新潟大学, 自然科学系, 准教授
|
研究期間 (年度) |
2010
|
概要 | TIG溶接のアーク放電を磁場中で発生させ、これにより溶接時のビーム形状を制御してエネルギー密度を向上することを目的とする。その目標はアスペクト比1(溶け込み深さの比)である。このために磁場発生の手段として超伝導バルク磁石、永久磁石を適用し、過去の調査、磁場解析による発生磁場との形状の把握、ならびに放電実験を行った。タングステン電極からの放電に磁場印加すると、これをビーム状に絞ることが可能であることが分かり、入熱の分布や溶融池の形状を自在に変えることができる。今後はさらに実験を進め、小型省電力の溶接、高速溶断や微細加工に繋がる技術として提案していく。
|