患者のそばで使用可能な「ATP 簡易測定器」の研究開発
研究責任者 |
千田 淳司 徳島大学, 疾患酵素学研究センター, 助教
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 申請者は以前に患者の末梢血中の ATP (アデノシン-三リン酸) を定量するキットを開発し、本キットを使用することで、患者の重症度を評価する新規重症度評価法 (A-LES) を確立した。本スコアは、集中治療の現場 (ICU) で広く用いられている評価法 (APACHE II 等) と比較し、1) 算出法が簡便であり、2) 検査項目が少なく、3) 迅速な評価が可能である。しかし本法での ICU 管理患者の重症度評価にはルミノメーターが必要であるものの、本測定器は医療現場では普及していないのが現状である。そこで本研究では食品製造の分野で使用されている安価な簡易型ルミノメーターを用い、重症度評価を可能にする新規技術を開発する。
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