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レチノイドX受容体を標的とする制御性T細胞誘導物質の探索

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 加来田 博貴  岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2010
概要RXRアゴニストによるTreg誘導については未報告である中、申請者らは独自に創出したRXRアゴニストNEt-3IP (6-[N-ethyl-N-(3-isopropoxy-4-isopropylphenyl)amino]nicotinic acid)によるTreg誘導を世界で初めて見出した。しかし、本化合物は連投により体重増加、血中トリグリセリド上昇、甲状腺機能低下が認められる。RXRアゴニストは、構造の違いにより恊働するPPAR/RXRやLXR/RXRなどのヘテロダイマーに対する活性化能が異なることなどから(Biochem. Pharmacol. 2008, 76, 1006-1013.)、構造の違いにより上述する副作用が回避される可能性が考えられた。これまでにNEt-3IPとは異なるRXRフルアゴニストNEt-3IB (6-[N-ethyl-N-(3-isobutoxy-4-isopropylphenyl)amino]nicotinic acid)やRXRパーシャルアゴニストCBt-PMN (1-[(3,5,5,8,8-pentamethyl-5,6,7,8-tetrahydronaphthalen-2-yl)amino]benzotriazole-5-carboxylic acid; Emax = 68%, EC50 = 488 nM)を見出している。しかし、これらのTreg誘導能、遺伝子発現については未確認である。本研究ではこれらの未解決課題の解決を目指した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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