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非超伝導体のナノロッド導入による希土類系高温超伝導線材の高性能化

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 堀井 滋  高知工科大学, 工学部, 准教授
研究期間 (年度) 2010
概要高い磁場中送電能力を有する薄膜型希土類系高温超伝導ケーブルの製造技術の構築を目指して、希土類系高温超伝導薄膜に導入するナノロッドの最適化を図った。3.5 重量%のBa-Nb-O 系ナノロッド物質の添加と成膜条件の最適化により、Er 系だけでなくY 系高温超伝導薄膜において10T を超える実用的臨界磁場を液体窒素温度でも実現できることを示した。また、実用的臨界磁場を最大化するための最適成膜温度は、ナノロッド材料の添加量および超伝導物質に大きく依存する結果も得られ、希土類系高温超伝導ケーブルの製造プロセスにおける制御因子として成膜温度だけでなく母物質の適切な選択の重要性も明らかとなった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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