研究責任者 |
橋本 雅彦 同志社大学, 理工学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | PCRやLDRのように温度サイクルを必要とする酵素反応をマイクロチャンネルなどの微小空間において実行するために、PLCで制御された小型温度サイクリングデバイスの開発に取り組んだ。このデバイスにより微小空間内の反応液温度を簡便かつ正確に制御することが可能となり、サブマイクロンオーダーの液滴を反応場としたPCRが達成された。また、微粒子ハンドリング技術を応用したLDRに基づく新規のDNA変異検出法を開発した。この手法を、正常型DNAの分子集団中に含まれる微量の変異型DNAの検出に適用したところ、含有率1%の変異型DNAを5分以内に検出することが達成された。
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