流体抵抗低減に寄与する微細凹凸模様の高能率創成方法の開発
研究責任者 |
笹原 弘之 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 曲面形状の創成と同時に微細な凹凸模様を高能率に創成する手法の開発と、その凹凸模様によって実現する流体抵抗の低減を目的として研究を行った。パッチ分割切削法の適用範囲を平面から曲面に拡張するとともに、ボールエンドミルおよび特殊回転工具により規則的に配列する微細凹凸模様やリブレット状の凹凸模様を形成することに成功した。また、形成される凹凸模様をシミュレーションにより可視化する手法を開発した。翼形状の表面に凹凸模様を形成し空気流れの剥離域の大きさを測定したところ、凹凸模様の付加により剥離域が小すなわち抵抗が小となった。今後の展開として、実際のスクリューやインペラ、翼などに適用してその効果を明らかにしたい。
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