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セルロースを用いた環境調和型高吸水性高分子の開発とその性能制御

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 甲野 裕之  苫小牧工業高等専門学校, その他部局等, 准教授
研究期間 (年度) 2010
概要セルロースにポリカルボン酸無水物を作用して得られる新規高吸水高分子(SAP)は生分解性を示すだけでなく、最大吸水量1150倍、吸水速度56g/sec/g-polymer、保水率85%/日と既存ポリアクリル酸系SAPよりも極めて優れた性能を有することが明らかとなった。また各物性値は原料仕込比、溶媒等によって制御可能であり、当初の目的は達成できた。新たな課題は電解質水溶液に対する吸水性能の向上、生分解速度の抑制と制御が挙げられる。セルロースSAPは既存代替品だけでなく、生分解性の特徴を生かし土壌保水剤等の園芸・土木分野に汚染の心配なく適用できることから、技術移転の可能性は極めて高い。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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