土壌汚染物質の分散係数とKnudsen拡散係数の測定方法
研究責任者 |
日比 義彦 名城大学, 理工学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 乱さない土試料の屈曲度を考慮した分子拡散係数とKnudsen拡散係数および分散長を求めるために、乱さない土試料を収納できるようにカラム実験装置の改良とカラムの試作を行った。千葉県千葉市稲毛区で採取したシルト混じり砂または細砂をカラム内に格納する実験を行った。カラムと試料のクリアランスにおけるガスのバイパス状の流れが当初問題となったが、このクリアランスに適切な材料を詰めることにより防ぐことができた。最終的に、カラム内にガスを注入してトレーサー試験を行うことができた。土中の体積含水率が前記のパラメーターに影響することが既存の研究で分かっている。そこで、今後の課題としては、土中の体積含水率を測定できるようにカラムを改良する予定である。
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