ピリミジン融合ステロイド類の合成法開発と各種感染症治療薬探索
研究責任者 |
永松 朝文 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本研究は、デアザフラビン骨格とステロイド骨格を内蔵する融合(ハイブリッド)化合物の簡便な合成方法を見出すとともに、該方法によって得られる薬理的な混成増強作用や新しい生理活性若しくは薬理活性が期待できる有用な化合物を提供することを目的とするものである。今回の研究で簡便なハイブリッド化合物の合成法を確立できた。今後、このハイブリッド化合物の構造活性相関を基に抗腫瘍活性や感染症関連のドラッグデザインが可能となった。このハイブリッド化合物のヒト急性リンパ芽球性白血病と口腔癌由来細胞に対する抗腫瘍活性試験を行った結果、2~15μg/mL(CCRF-HSB-2)及び2~25μg/mL(KB細胞)の活性化合物を見出せた。
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