研究責任者 |
森 茂生 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授
|
研究期間 (年度) |
2010
|
概要 | 圧電アクチュエーターなどの圧電デバイスに対して、有害な鉛を含む圧電材料は厳しく規制され、非鉛系圧電材料の開発が急務とされている。最近、(1-x)BiFeO3-xBaTiO3において、BaTiO3置換量(x)の増加に伴い、強誘電ドメインが微細化し、微小電場に対して線形性の良い電場-歪応答を示すことを見出した。本研究では、(1-x)BiFeO3-xBaTiO3および関連物質系を研究対象物質として、 BiFeO3にペロブスカイト型化合物BaTiO3およびSrTiO3を置換することにより、強誘電ドメイン構造をナノスケールサイズに微細化し、線形性に優れた圧電応答を示すと同時に、圧電定数(d33)が150以上をもつ非鉛系圧電材料の開発を行う。
|