曲面モデルの高効率圧縮技術に基づく3次元形状データ圧縮・転送システムの構築
研究責任者 |
今野 晃市 岩手大学, 工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本課題は、平成21年度までに実施した研究成果に基づき、3次元曲面モデルデータを圧縮するデータコンバータと、圧縮されたデータを伸長して、モデルデータを描画するシステム構築が目標である。曲面データの圧縮は、特徴稜線で囲まれる閉領域を、接平面に基づいて生成した点情報を利用して、曲面を当てはめる手法に基づく。曲面データは、IGES 形式を想定しており、実験で扱った 1807 個の曲面に対して、91.3 % の成功率で本手法を適用することができ、平成22年度の実験結果である 500 個の曲面に対する90.5% の成功率から精度が向上した。また、XVL 形式から平均で 2.7 倍(IGES形式からは80.8 倍)、最大で7.9 倍(IGES 形式からは141.4 倍)の圧縮率で圧縮することが可能である。本システムでは、当てはめた曲面の品質に関していくつかの問題が残されているので、今後は、品質向上に関する課題を解決していく予定である。
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