自律型アサリ漁業の実現のための干潟土壌改良材の開発
研究責任者 |
中井 智司 広島大学, 工学研究院, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 激減したアサリ資源の自律的回復にはアサリに好適な環境を整備することが不可欠である。アサリの生活史において、消耗が最も著しい段階は浮遊幼生であり、浮遊幼生を速やかに着底させることが個体数増加への一歩となる。申請者らは、ある種の物質がアサリ浮遊幼生の着底を誘引することを明らかにするとともに、これらを添加した山砂を溶融させることで、アサリ浮遊幼生の優れた着底性を有する材料を作成できることを実証した。このような知見を基づき、本申請研究では、アサリ浮遊幼生を選択的・集中的に着底させる干潟土壌改良材を創出する。
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