表面プラズモンを使った光双安定型液晶空間光変調素子
研究責任者 |
梶川 浩太郎 東京工業大学, 大学院総合理工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 表面プラズモンを使った高効率な液晶を使った光双安定型空間変調素子を開発した。この素子では、金属回折格子またはMIM構造で励起される表面プラズモンを用いている。単純なスイッチングだけではなく、光双安定型の空間変調素子であるという特徴がある。素子を実際に作成すること、および、動作性能として次の3点を目標にした。 (1)1mW/mm2以下の入射光強度での低電力応答 (2)応答速度10ms以下の高速スイッチング (3)10μmの空間分解能 液晶材料や光学パラメータを最適化した結果、空間分解能は目標に到達しなかったが、0.38mW/mm2の入射光強度で双安定スイッチングを実現し、10msの応答速度が得られた。実用的な液晶光双安定型空間変調素子実現の目処がついた。
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