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Smad3リン酸化阻害剤を用いた創傷治癒促進・瘢痕形成抑制法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 泰江 章博  徳島大学, 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部(歯学系), 助教
研究期間 (年度) 2010
概要TGF-βシグナリングの主要な細胞内因子Smad3のノックアウトマウスは皮膚創傷治癒においてその促進ならびに瘢痕形成の抑制が認められる。本課題は、Smad3リン酸化特異的阻害剤の創傷治癒過程にもたらす影響をそのノックアウトマウスの所見を効果の判定の指標として評価する試みであった。In vitroの系においては本阻害剤により線維芽細胞の筋線維芽細胞への分化抑制、上皮細胞の遊走能促進、炎症関連因子の発現抑制といったSmad3ノックアウトマウス由来細胞と同様の現象が確認された。また、in vivoにおける投与においても有意な創傷閉鎖促進が認められ、これは炎症関連因子の発現低下が伴うものだった。今後は、副作用の有無を確認しつつ、臨床応用を目指していく。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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