創薬研究の迅速化を目指したヒト薬物相互作用評価システムの開発
研究責任者 |
今石 浩正 神戸大学, 遺伝子実験センター, 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | ヒトへ投与された複数種の薬物により、重篤な副作用をもたらす「薬物相互作用」が生じる事が知られている。本研究では、先に明らかになっているシトクロムP450酵素の活性評価技術を応用し、全ヒト薬物代謝の30%に関与するP450(CYP3A4)酵素と薬物輸送MDR1トランスポーターを組み込んだバイオアッセイ系の開発を試みた。その結果、(CYP3A4)酵素と薬物輸送MDR1トランスポーターの活性測定が可能となった。今後は、薬物相互作用を正確に予測する安全性評価の効率化へと利用可能となることが示唆された。
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