磁気発振を利用した正弦波出力インバータの出力電力特性改善
研究責任者 |
岡沼 信一 福島大学, 共生システム理工学類, 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本研究では、磁気発振を利用した正弦波出力インバータの出力電力拡大を目指してシミュレーションと試作器による実証試験を行った。数値目標としては出力電力6 kWとした。その結果、出力拡大を妨げているのは電圧ブリッジ回路に使用したMOSFETの内蔵ダイオード逆回復時間に起因するアーム短絡であり、高速ダイオードを外付けして内蔵ダイオードをキャンセル及び置き換えることが、出力拡大に有効であることをシミュレーションにより明らかにした。しかし、シミュレーションでは目標とする出力電力を達成したが、試作器による実証試験では最大出力3.2 kWと数値目標を下回った。今後は、シミュレーション結果と試作器性能の違いの理由を検討し、試作器を再構成して当初数値目標の達成を目指す。
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