DNAチップを用いた栽培管理の工程化に必要なバイオマーカーの探索
研究責任者 |
小山 博之 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 作物は生育する環境で様々なストレスを受けるため、その能力を十分に発揮しているわけではない。作物の生育を簡便かつ正確にモニターする手法は、品質・収量の両面で農業の高度化をサポートする技術と考えられ、開発することの意味は大きい。この研究では、離れた部位の遺伝子発現を解析して、例えば根が受けているイオンストレスや栄養欠乏をセンシングする技術の開発を目指した。具体的には、菜種などの近縁種である、モデル植物シロイヌナズナに様々なストレスを与え、遺伝子発現を網羅的に解析する手法であるマイクロアレイと、生物情報学によるデータ解析を組み合わせることにより、植物体が置かれている状態を推定することが可能であることを見出した。今後は、低コストのDNAチップの製品化などを通じて、近縁の野菜類での実用化を目指すことが可能となった。
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