反芻家畜におけるタンパク質合成速度の簡易推定法の開発
研究責任者 |
佐野 宏明 岩手大学, 農学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 家畜生産の第一義的目的は動物性タンパク質供給にあり、全身のタンパク質合成速度(WBPS)の解明が不可欠であるが、その測定は極めて難しい。反芻家畜では第一胃内微生物が飼料タンパク質や非タンパク態窒素を素材として微生物態タンパク質を合成する。微生物態タンパク質合成速度(MPS)は、尿中プリン誘導体排泄量から推定できるため、WBPSとの量的な関係を解明し、WBPSの簡易推定法の開発を目標とした。ヒツジを用いて3課題の実験を実施した。一部の結果にはMPSとWBPSとの間に有意な正の相関が認められたものの、飼料条件によっては相関が低かった。今後は飼料給与レベルを広範囲に設定し、これらの関係を追求する。
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