研究責任者 |
清水 研一 名古屋大学, 工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 化成品合成反応用銀アルミナの高機能化(活性の2倍向上)と新規用途開拓を目標とした。その結果、1Cu-Ag合金触媒がアミンのアルコールによるアルキル化にAg触媒の20倍の活性を示すこと、2Agアルミナ触媒がニトロ化合物とアルコールから一段階でアルキルアミンを合成することを見出した。成果1は、安価な卑金属に微量の貴金属(Ag)をドープして、従来の卑金属やAg触媒を凌駕する高活性触媒を設計できることを示唆しており、今後、応用・基礎両面での新規方向性を与えた。成果2は4段階の反応を同一の容器にて、一段階で進行させるものであり、今後、環境調和型化成品合成反応として応用が期待される。
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