研究責任者 |
田村 愛理 高知県立紙産業技術センター, 不織布・加工課, チーフ
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本研究の目標は、細孔の形状やピッチ及び配列を検討し、水流交絡法不織布製造において、従来の円形細孔形状ノズルを用いる場合よりも、高圧ポンプ消費電力を70%程度に低減し、かつ使用水量を2倍以下に抑えることとしていた。研究の結果、対象とする円形細孔形状ノズルで細孔径の小さいものと比較した場合は、その目標値は達成できたが、細孔径の大きなものと比較した場合は、その目標値に達しなかった。しかし、今回研究を行った新型孔形状ノズルを使用すれば、設定水圧1.5~3MPaという低圧で、ある程度引張強度が強く、耐摩耗性に優れた不織布を製造することができるため、今後、企業において、水流交絡に使用するノズルの選択肢の1つとして、利用されることを期待している。
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