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イチゴ重要病害の感染を1時間で検出できるDNA診断技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 黒柳 悟  愛知県農業総合試験場, 環境基盤研究部, 研究員
研究期間 (年度) 2010
概要LAMP法による診断技術を確立するため、イチゴから病原菌を検出した。最初に、イチゴから抽出した少量のDNAでも検出できるようにDNA増幅速度を増すLoopプライマーを添加してLAMPマーカーを改良した。このマーカーを用いて病原菌の検出に適した部位を特定し、さらに簡易に抽出したDNAによる検出を試みた。Loopプライマーの添加により検出時間を短縮することができた。検出部位は炭疽病菌が最外葉の葉柄基部、萎黄病菌は根が適していた。簡易抽出法において、炭疽病菌は市販のキット以外での検出はできなかったが、萎黄病菌は磨砕して蒸留水で煮沸するボイル法で検出できた。今後は、接種濃度の低い潜在感染イチゴからの検出を確実に行えるようにする。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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