研究責任者 |
川原 知洋 名古屋大学, 工学研究科, その他
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 低侵襲外科手術において術野の俯瞰情報を提供する視覚デバイスの開発を目的としている。本研究では体壁に直径 0.7mm の 3 層構造針状コネクタを穿刺することで侵襲度を保ちつつ、そのコネクタとカメラヘッドを体内でアセンブルすることで術野全体をモニタリングできるデバイスの開発を行った。結果として、カメラ解像度を従来比で大幅に向上させることができなかったものの概ね目標値を達成することができ、2例の動物実験で有用性を検証した。また、in vitro 環境下でリアルタイムに術具や出血を検出するソフトウェアを開発することに成功した。今後は、カメラの高解像度化(100万画素以上)を行うとともに、実用化に向けた取り組みを進める予定である。
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