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ソフトマターの固体NMR測定を可能にする真空密閉型試料管

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 清水 禎  独立行政法人物質・材料研究機構, その他部局等, 研究員
研究期間 (年度) 2010
概要本研究により、直径4mmのMAS試料管において、秒速2万回転の高速回転に耐え、24時間以上の長時間に亘って安定に動作する、液状物質を試料として用いて液漏れしない試料管を開発することができた。これにより、本研究開発の目標であった、液状試料の固体高分解能NMR測定が可能になる固体NMR用試料管(MAS試料管)の基本技術を確立することができた。開発した試料管は、高粘度樹脂試料ばかりでなく吸湿性が大きく取扱いが困難であったイオン液体におけるBr核の測定等にも応用され、これらの試料でMAS測定が有効なことが実証された。これにより、ソフトマターをはじめとする、液状試料のMASによるNMR測定が可能となった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-01-10  

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