ヒアルロン酸結合タンパク質を用いた新しい動脈硬化検出蛍光イメージングプローブの開発
研究責任者 |
大橋 俊孝 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授
|
研究期間 (年度) |
2010
|
概要 | アテローム動脈硬化症は、脂質異常症や糖尿病、高血圧、喫煙などの危険因子により生じると考えられ、脳梗塞や心筋梗塞などの原因となる。ヒアルロン酸(HA)は動脈硬化のアテロームプラークに豊富に含まれる主なマトリックス成分として知られ、さらに直接的に細胞増殖・炎症に直接関与するactive modulatorであるとされる。本研究課題では、タンデム型HA結合モジュールをもつHA結合性タンパク質をHA特異的プローブとして使用する新しい動脈硬化検出用蛍光イメージングプローブ作製を目標とした。精製リコンビナントタンパクによりアテロームプラークと内皮細胞のHAを検出できた。今後in vivo用リポソーム化を行う予定である。
|