抗菌剤スクリーニングのための定量的な葉酸依存性RNAメチル化酵素活性測定法の開発
研究責任者 |
堀 弘幸 愛媛大学, 理工学研究科(工学), 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 抗菌剤開発のスクリーニングに利用できることを念頭に、葉酸依存性RNAメチル化酵素の効率的な活性測定方法を検討した。葉酸依存性RNAメチル化酵素の定量的な酵素活性測定法は、2009年まで、開発されておらず、申請者らの一連の研究で初めて報告された。本研究では、この従来活性測定法をさらに改良し、簡便かつ効率的なものとすることを目標とした。まず、酵素・基質のモル比を工夫することにより、定量性を向上させることができ、様々な反応速度分析が可能となった。次に、従来はゲル電気泳動を使用していたのを、フィルターアッセィ法に切り替え、定量性を少し犠牲にすれば、多検体を短時間で測定できる手法を開発した。
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