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新規コンニャクナノ微粒子のゲルマトリクス複合化剤への展開

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 近藤 哲男  九州大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授
研究期間 (年度) 2010
概要マイクロメートルサイズのコンニャクグルコマンナン(KGM)は、アルカリ性下でゲル化し、食用コンニャクとして利用されてきた。本研究ではまず、水中カウンターコリジョン法(ACC法:US特許登録済)により、KGM粉末をナノ粒子化させ、均一に水中で分散させた。このナノ分散液は、濃度3%においても液状の粘性を示し、Ca(OH)2を添加し加熱処理することにより、従来と比べ容易にゲル化することが判明した。そこで、グラファイトマイクロ粒子とKGM粒子をACC法で微細化と同時に混合させたのち、ゲル処理し、疎水性ナノグラファイトの高分散KGMゲルの創製を試みた。検討余地があるものの、KGMゲルを介する容易な他の素材とのナノ複合化による新たな生物系複合材料構築法提案の可能性は示された。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-03-29  

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