研究責任者 |
山田 和志 京都工芸繊維大学, 伝統みらい教育研究センター, 研究員
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 現在のナノ加工では極短波長レーザーを用いた光リソグラフィーなどの手法が用いられているが、光の回折限界のために加工限界に近づいており、新たなレーザーナノ加工技術の提案が必要とされる。ごく最近、研究代表者らは、可視光レーザーと金ナノ粒子を用いて高分子超薄膜上へ直径30 nm程度のナノ加工に成功した。そこで研究代表者は、可視光レーザーと金ナノ粒子の自己組織化を駆使することにより、大気中下で高分子フィルム上へ微細ナノ加工(~30 nm以下)を効率的かつ高精度に行う技術の基礎的な研究課題を提案した。その結果、厚さ5 μm程度のPETフィルムに対して貫通したナノ加工出来ることを示し、これらの技術を応用し、血清フィルターやバイオナノフィルターの創製へと発展する可能性を見出した。
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