新規多動症モデルマウスを用いた有効薬物スクリーニング法の確立
研究責任者 |
下川 哲昭 群馬大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 目標:現在、我々が作製した新規多動症マウスであるCIN85ノックアウトマウス (CIN85 KO マウス)を多動症治療のドーパミン新規作動薬探索におけるスクリーニングのために応用することを目指している。本研究開発の目標はCIN85 KO マウスにおける各ドーパミン受容体サブタイプの複数のアゴニストおよびアンタゴニストに対する多動症反応のデータを取得することにある。達成度:当初予定していた4被験薬物である、ドーパミン受容体D1のアゴニストA-68930、D2アゴニストApomorphine、D3アゴニストPIPAT、D3アンタゴニストAJ79/UH232のうち、D3アンタゴニストAJ79/UH232を除く3つのアゴニストによる反応のデータを取得できた。今後の展開本研究で複数のアゴニスト/アンタゴニストの反応データが得られたことより詳細な多動症発症のメカニズムの解明とその抑制のための薬物のデザインを思考していきたい。
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