研究責任者 |
森下 竜一 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), その他
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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概要 | リポ蛋白Lp(a)は動脈硬化の独立した危険因子であるが、これまで有効な治療法もなくリスク管理もできていない。そこで、Apo(a)を標的とする核酸医薬虚血性心疾患や脳梗塞等の動脈硬化性疾患の治療に有効であると考え、本研究を実施した。Apo(a) のmRNAを分解するDNA/RNAキメラsiRNA(Apo(a)-siChimera)を設計し、その効果を培養細胞で確認した。Apo(a)はプラスミノーゲンと相同性が高いため、プラスミノーゲンの発現も併せて検討して核酸医薬の特異性を確認した。今後マウスにおける動脈硬化等の病態に及ぼす影響について検証することにより、その実用化の可能性を明らかにする。
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