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早期診断可能な「新生児難聴スクリーニング装置」の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 和田 仁  東北大学, 工学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2010
概要本研究では、我々が独自開発した中耳診断装置(SFI meter)の実用化を見据えた安全設計および新生児(生後5日以内)におけるSFI meterの診断装置としての有効性を確かめることを目的とした。上記目的達成のため、新規に陽陰双方対応型低圧リリーフバルブを設計開発した。当該バルブに加え医療規格IEC60601-1対応電源を装置に組み込むことで、SFI meterの臨床使用が可能となった。本装置を用い、約40名の新生児に対し中耳動特性の測定を行った結果、新生児の中耳動特性は大人のそれとは異なることが明らかとなった。さらに、中耳疾患による新生児中耳動特性の変化の計測に成功した。これらの結果よりSFI meterの新生児難聴スクリーニング装置としての有効性が示された。今後、装置の静音・小型化を進めるとともに、外・中耳疾患を有する新生児の中耳動特性を調査する。これら計測結果に理論的考察を加え、新生児の中耳動特性の解明に取り組む。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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