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有機ドナー分子ーシアニン複合分子を用いた色素増感太陽電池の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 藤原 秀紀  大阪府立大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授
研究期間 (年度) 2010
概要本研究では、シアニン系色素を用いた色素増感太陽電池の変換効率を、10%強にまで向上させることを目標とし、有機ドナー分子であるTTF分子とシアニン部位を結合させた色素分子の合成を行い、良好な光電変換特性を示す色素増感太陽電池の作製を検討した。今回合成した分子では、カルボン酸基の置換や4級アンモニウム塩への変換によっても、光励起-電荷分離状態の形成による光電変換機能性を示した。更に、太陽電池の作製・性能評価を行ったところ、カルボン酸基を2つ有する分子において今回測定した中でも最も良い変換効率(0.16%)を示すことを見いだした。今回、TiO2への吸着力が重要な鍵を握っていることが明らかとなったので、カルボン酸基を複数有する分子の改良を今後展開していく予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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