高病原性鳥インフルエンザウイルスのヒト-ヒト間感染変異を監視する診断キットの開発
研究責任者 |
鈴木 康夫 中部大学, 生命健康科学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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概要 | 目標イムノクロマトの原理を応用し、高病原性鳥インフルエンザウイルス (H5N1)のヒト型適応変異監視技術を開発する。達成度1)イムノクロマトの原理を応用したプロトタイプキットの構築:目標達成。2)操作時間:目標の15分以内を達成。3)使用ウイルスの必要最少量:4 HAU(目標の2倍)のウイルスが必要、感度上昇が求められる。4)ウイルス受容体としての化学合成シアロ糖鎖量:目標の20 nmolを達成。5)H5N1ウイルスのヒト型変異の識別:鳥型レセプターを認識するH5N1との反応性を確認。ヒト型は未確認。以上、目標の5項目中3項目は完全達成、2項目は部分達成できた。今後の展開より、高感度、髙特異的キットを完成し、地球規模で使用可能とする。
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