軽質炭化水素を用いた高付加価値芳香族の高効率合成触媒の開発
研究責任者 |
宮本 学 岐阜大学, 工学部, 助教
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 安価で安定供給可能な軽質炭化水素の芳香族化において、付加価値の高い芳香族であるパラキシレンを選択的に合成できる触媒開発を目的とした。軽質炭化水素の芳香族化で高い芳香族選択性を示すGa含有MFI型ゼオライト(GaMFI)の外表面を不活性なMFI型ゼオライト(silicalite-1)で被覆することにより、生成したキシレン中のパラキシレン比率(パラキシレン選択性)の大幅な向上(90%以上)を達成した。今後、触媒構造や反応条件の最適化により、パラキシレン選択性および収率のさらなる向上が期待できる。
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