食品機能性評価に向けた代謝物プロファイリング技術の開発
研究責任者 |
藤村 由紀 九州大学, 先端融合医療レドックスナビ研究拠点, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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概要 | 本研究では、食品中の多彩な成分を網羅的に測定し、その多成分分析データから有用な成分情報を得るための多変量統計解析によって、食品中の生理活性成分の同定とともに活性に寄与する共存成分パターンの解明や活性予測を可能とする計量化学的方法論(食品機能性評価-代謝物プロファイリング法)の開発を目的とし、これに必要な1)質量分析による食品中の網羅的代謝物情報の取得ならびに2)最適な多変量統計解析モデルの構築に当初の予定通りに成功できた。今後、本成果を学会ならびに論文にて公表するとともに、多様な食品の機能性評価へ適用することで、技術的検証(汎用性評価)を行うとともに更なる技術的高精度化への展開をはかり、多彩な食品・農林水産物に対応可能な質の高い評価技術へと昇華させる。
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