MRIで低酸素細胞を可視化する分子プローブの設計と機能評価
研究責任者 |
田邊 一仁 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 低酸素応答型置換基インドールキノンを修飾し、NMR・MRIでがん低酸素環境を可視化する分子プローブの開発を試みた。従来型のプローブIQ-Fの水溶性の向上および物性改善を目的とし、アミノ基の導入および13Cラベル化とGd錯体部の導入を行った。その結果、すべての化合物で水溶性の向上が確認できた。また、13Cラベル化インドールキノン誘導体については、低酸素下での選択的なシグナル発信機能が確認できた。今後、動物等を用いた機能評価を行い、低酸素プローブとして開発を進めていく予定である。
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