研究責任者 |
石井 光治 香川大学, 工学部, 講師
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本研究開発の目的は、申請者らが研究を行ってきたネットワーク、誤り訂正融合符号に強い誤り訂正能力を持たせることである。具体的には、従来の畳込み符号化構成を直列連接符号化(ターボ符号化)することで、復号複雑度の増大を抑えつつ、強い訂正能力を持つ符号器、復号器の設計を行った。特に本研究開発では、要素符号器の最適設計を中心に行う事でシャノン限界に漸近する符号を設計した。結果として、従来の畳込み符号器のみを用いた構成に比べ、ビット誤り率10^-4において3dBの特性改善を実現することができ、本研究開発の目標である強い誤り訂正能力を実現した。今後は、従来の無線通信システムや4Gシステムへ応用することを検討している。
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