研究責任者 |
中根 幸治 福井大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 高温でも耐貫通性が低下しない合わせガラスの開発を行うことを目的とした。現在の合わせガラス用中間膜には、可塑化ポリビニルブチラール(PVB)樹脂が用いられている。可塑化PVBはガラス転移温度が40~50°Cと低いため、合わせガラスが高温にさらされた場合(夏の自動車のフロントガラスなど)、耐貫通性が低下することが知られている。当グループは、PVBに金属酸化物を複合化させることにより、従来樹脂よりガラス転移温度が10°C以上高く透明性に優れたハイブリッド材料を形成している。この材料を用いて合わせガラスを作製し、これまでの合わせガラスの特性を凌駕できることを示すと共に技術移転を目指す。
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