発光色が可視域で可変可能な高輝度環境半導体量子ドットの開発
研究責任者 |
白幡 直人 独立行政法人物質・材料研究機構, その他部局等, 研究員
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 循環型社会の構築に向け、半導体量子ドットへ要求される条件は (1)高輝度、(2)可視域における発光色の可変、(3)環境・生体に対し無毒、なことである。本研究では、サイズと表面の精密制御を通じて、従来よりも遙かに高輝度な環境半導体ナノ粒子を開発することに成功した。今回達成した発光波長域は、紫-緑(380-520 nm)であり、発光色を可変できる。さらに、発光効率を当該波長域でサイズ依存性が知られているCdSやCdSeナノ粒子の市販品と比べると、いずれの波長帯においても数倍以上の高い輝度を示す。形態が粒子状であるため表面修飾が容易で油溶性も水溶性にも可変可能である、等の優位性を有する。
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