研究責任者 |
平川 和貴 静岡大学, 工学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 活性酸素(過酸化水素および一重項酸素)を測定する装置の設計と作成を行った。原理は、安価で安全な色素である葉酸を蛍光プローブに用い、活性酸素による酸化分解で蛍光増強が起こる現象の利用である。これまで測定装置が高価であったが、その低コスト化を研究した。光源に紫外線発光ダイオードを用いることで励起部分の低コスト化と軽量化に成功した。蛍光検出にはフォトダイオードを用いることで低コスト化を狙ったが、検出感度に問題があった。そこで、既製品の小型スペクトル検出器を用いることで測定可能にすることができた。これまでの装置よりも安価であるが、予定よりも高価であり、検出器部分の低コスト化と軽量化に改良の余地がある。現段階の装置を用いた活性酸素検出試験の継続と改良型の開発を今後も進める。
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